- LDAP Manager® 新バージョン LDAP Manager 7 リリースのお知らせ
- 2021年4月9日
- 2021年5月7日
弊社統合ID管理ツール「LDAP Manager」の新バージョン LDAP Manager 7 をリリースいたしました。
LDAP Manager について
2003年の初版リリース以来、機能の追加・強化を重ねてきた「LDAP Manager」は、2021年3月までの累計出荷本数が 700本を超えました。さらに、統合ID管理ツールの国内出荷本数シェアにおいても第1位※という高いご評価をいただいております。
※ 富士キメラ総研「2018ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」(2018年11月刊)」<統合ID管理ツール・2017年度・数量>によると、統合ID管理ツールの出荷本数において、LDAP Manager はシェア No.1 となっています。
LDAP Manager 7 リリースの背景
2020年に生じた新型コロナウイルス(COVID-19)の大規模な流行は、人々の生活を一変させる事態になりました。それまで当たり前だった「人が集まる」という行動が制限されたため、その影響は個々人の私生活はもちろん、ビジネスにおいても甚大でした。
しかし、そんな中で幸運だったのは、私達が既にクラウドサービスを活用した IT技術を手に入れていたということでしょう。やらざるを得ない状況だったとは言え、昨年はリモートワークやオンライン会議の導入が一気に進み、それまで二の足を踏んでいた企業も実際に体験することで便利さを理解したため、おそらくこの流れは今後コロナ禍が解消しても継続していくと思われます。
オフィスに出勤して顔を合わせて仕事をすることが当たり前ではなくなった社会において、パソコンの画面に現れた相手が間違いなく本人であることを保証する手段は ID しかありません。以前より ID は基盤インフラの一部と言われてきましたが、コロナ禍を経てその重要度はさらに増し、まさにインフラの機能として常に稼働しつづけることが求められる状況になりました。
これまでの LDAP Manager は、メジャーバージョンごとにパッケージシステム全体をリニューアルしてご提供して参りました。これは進化していく製品機能を明示するにはわかりやすい方法と考えていましたが、反面、バージョンアップの作業はそれなりの工数が必要となり、その作業も状況によってはお客様が望ましいタイミングで実施できるとは限らず、バージョンアップの前後は ID管理運用の業務に滞りが生じる場合もあったかと思います。
このようなビジネス上のダウンタイムを最小限にするため、LDAP Manager 7 においてモジュールの提供形態を変更し、新しく追加された機能をご利用の場合は該当のオプションのみをアップデートしていただくだけで、ID管理システムを継続利用できる環境をご提供することといたしました。つまり、LDAP Manager のメジャーバージョンは今回の LDAP Manager 7 で最終となり、以降は最新のモジュールを都度ご提供する形態といたします。もちろん、これから開発される新プラグインもそのまま追加してご導入いただけます。
インフラ機能の重要なパーツとなった ID の管理運用業務を、LDAP Manager 7 であれば ID管理者、ID利用者の双方に対して高い稼働率を提供し、なおかつ最新モジュールによる動作環境を維持することが可能になります。
LDAP Manager 7 は、お客様のビジネスを止めません。
LDAP Manager 7 のご提供形態について
- モジュール提供の形態
- DVD-ROM または ダウンロード
- パッケージのライフサイクルについて
- LDAP Manager 7 からは、同一バージョン内で新機能の追加、拡張を行います。今後はメジャーバージョンアップは行わない予定です。
- インストールされるモジュールごとに EOSL が設定されます。毎年 4/1 から 3/31 を年度とし、リリース日が含まれた年度の末日(3/31)の 5年後が EOSL となります。なお、LDAP Manager 本体が EOSL を迎えた場合には、すべてのモジュールのサポートが受けられませんので、それまでに随時、アップデートモジュールを適用してください。