- LDAP Manager® 新バージョン6.8 リリースのお知らせ
- 2016年6月29日
弊社統合ID管理ツール「LDAP Manager」の新バージョン6.8 をリリースいたしました。
LDAP Manager について
2003年に初版をリリースして以来、年1回のバージョンアップによる機能強化を重ねてきた「LDAP Manager」は、2016年3月までに累計出荷本数が約 500本(うち大学が 200本)となり、統合ID管理製品の国内出荷本数シェアにおいて第1位※という高いご評価をいただいております。
※ 富士キメラ総研「2015ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」(2015年11月刊)によると、統合ID管理ツールの出荷本数において、LDAP Manager はシェア No.1 となっています。
LDAP Manager 6.8 の特長
基本的に、統合ID管理製品は組織の安定したシステム運用を支える裏方としての処理が主な守備範囲で、エンドユーザに直接相対する部分はそれほど多くはありません。ところが、クラウドサービスが普及しつつある現代では、エンドユーザに提示されるコンテンツは操作感においても表示内容においてもユーザに対する優しさをすべての局面で求められます。それは ID管理製品であっても、エンドユーザに相対する機能を備えている限り例外になりえません。
LDAP Manager 6.8 は、エンドユーザへの美しい PDF 通知書の提供を可能にした「クラウド印刷オプション」を始めとして、SAML プロトコルによるスムーズな認証操作や、パスワード強度警告のビジュアル表示など、エンドユーザに対してストレスの少ない環境をご提供します。
また、新しいインストーラや設定 GUI により、システムを構築する作業者に対してもエンドユーザと同様の優しい操作を可能にすることで作業の負荷とミスを軽減、LDAP Manager 6.8 が、皆に優しいワンランク上の統合ID管理システム実現を支援します。
LDAP Manager 6.8 で追加された主な機能
- クラウド印刷オプション
管理者によるパスワード再設定時などで、LDAP Manager®は従来よりパスワード通知書を作成する機能を持っていました。しかしこれまでは、作成する通知書の書式レイアウトや、通知書作成操作を必ず Windows システム上で実行しなければならない、というように制約が存在していました。 『LDAP Manager 6.8』の新機能「クラウド印刷オプション」は、通知書作成時に日本オプロ社が提供するクラウド帳票サービス「OPROARTS Live」と連携することで、自由な美しいレイアウトの PDF を出力することが可能になりました。 - SAML認証対応
フェデレーション機能のデファクトして全世界で利用されている SAML プロトコルによる認証に、LDAP Manager のすべての Web アプリケーションが対応しました。 SAML 認証に統合されたシステム環境上での ID管理運用を、よりいっそう推進します。 - IDワークフロー設定GUI
これまで、構築作業の初期にテキストエディタを使った設定が必須だった「IDワークフロー」に、新たに設定専用の GUI が追加されました。画面の説明を見ながら値を設定し、また保存時のエラーチェック機能と併せて、より確実な構築作業の実施をサポートします。 - パスワード強度表示
エンドユーザがパスワードを入力する「利用者プロファイルメンテナンス」と「IDワークフロー」の画面において、入力したパスワード値の強度を判定し警告をカラー表示。エンドユーザに対して、強度の高いパスワードを入力させる啓蒙活動を支援します。 - 統合インストーラ
多数のプラグインで構成される LDAP Manager のインストール作業は、これまで個別のインストーラをひとつずつ手動で起動していく必要がありました。『LDAP Manager 6.8』の新しいインストーラは、製品メディアに納められたプラグインを自動判別して、1回の操作だけですべてを順次インストールしていきます。インストール時の無駄な作業を軽減します。
エクスジェン・ネットワークスでは『LDAP Manager 6.8』のリリースにより、拡販を強化し、2016年度は 60本の出荷を予定しています。