お知らせ

 
LDAP Manager® 新バージョン6.5 リリースのお知らせ
2014年3月10日

弊社統合ID管理ツール「LDAP Manager」の新バージョン6.5 をリリースいたしました。

LDAP Manager について

2003年に初版をリリースして以来、年1回のバージョンアップによる機能強化を重ねてきた「LDAP Manager」は、2014年2月までに累計出荷本数が約 460本(うち大学が 200本)となり、統合ID管理製品の国内出荷本数シェアにおいて第1位という高いご評価をいただいております。

※富士キメラ総研「2013ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」(2013年9月刊)によると、統合ID管理ツールの出荷本数において、LDAP Manager はシェア No.1 となっています。

LDAP Manager 6.5 の特長

システムのクラウド化がさらに進行している昨今において、ID情報の重要さはまったく失われることはなく、むしろ ID はシステム上の情報というよりも、インフラを構成する基盤パーツの一部になろうとしている感があります。そのような中で、統合ID管理システムの設計構築は、いっそうの確実さと迅速さが求められる状況になってきました。『LDAP Manager 6.5』では、これを受けて構築作業を支援する機能や、連携の動作を改めて見直しました。

従来より LDAP Manager の柔軟性を支えてきたマッピング機能については、大きな入力枠を備えた専用の編集画面を全プラグインの設定画面に追加しました。ユーザ様の細かなご要望に応えるべく複雑にならざるを得なかったマッピング設定も、改行コードを入れて視認性が向上した画面で全体を俯瞰することで、単純な設定ミスを防ぐことが可能になります。また、各関数の説明を参照し、そこから引数ガイド付きで雛形を挿入できる関数エディタ機能も搭載しました。

日々のシステム運用においては、障害や点検などでサーバを停止する場面は必ず存在し、その際の連携動作をどう制御するかということも、確実な運用においては大変重要な課題です。『LDAP Manager 6.5』では、特に需要の多い  Active Directory との連携において、連携先ドメインコントローラの冗長対応や、パスワード同期処理のリトライ機能など、サーバが停止していても影響を受けにくいシステム運用が実現します。

障害の影響を最小限に抑えられ確実な運用が継続されれば、利用者は普段の作業においてシステムの存在を意識する場面が少なくなります。これはシステムのインフラ化が進行していることの証です。そんな統合ID管理システムの未来に向けて第一歩を踏み出す製品として『LDAP Manager 6.5』をリリースいたします。

LDAP Manager 6.5 で追加された主な機能
  1. マッピング設定専用画面、関数ヘルプ機能
    LDAP Manager 本体の各プラグイン設定画面に、マッピング情報が設定しやすい専用の入力画面を用意しました。この画面を使ってマッピング設定を改行入りで保存できる他、関数の機能や引数情報を参照する関数ヘルプ機能も搭載。設定作業を支援します。
  2. Active Directory との連携をより確実に
    ユーザ情報を連携する ADドメインコントローラを複数台設定出来るようになりました。連携先のドメインコントローラに障害が発生した場合、自動的に次のサーバへ接続先が切換わり、AD への連携を確実に処理します。また、AD 側からのパスワード同期処理の際に LDAP Manager サーバが障害のため接続できなかったような場合でも、リトライ処理により復旧後直ちに同期処理が再開出来ます。
  3. 連携対象データベースの追加、Varchar 以外の型をサポート
    LDAP→ODBC反映でサポートするデータベースとして、SQL Server と MySQL を追加。さらに数値や日付のデータ型もサポート対象に。これまで以上に多様な DB 連携が実現します。
  4. 最新ブラウザへの対応
    利用者プロファイルメンテナンス、IDワークフロー、および操作ログオプションの画面デザインを一新し、最新ブラウザに対応すると共に、大画面ディスプレイの横幅を活用して多くの情報を表示することが可能になりました。
  5. 新プラグイン「LDAP→SCIM反映」
    ID 情報プロビジョニングの標準化として策定作業が進んでいる SCIM(System for Cross-Domain Identity Management)プロトコルで ID 情報を受け取る機能を持つサーバに対して、連携を行うことが可能です。

エクスジェン・ネットワークスでは『LDAP Manager 6.5』のリリースにより、拡販を強化し、2014年度は 60本の出荷を予定しています。