お知らせ

 
LDAP Manager® 新バージョン6 リリースのお知らせ
2012年12月19日

弊社統合ID管理ツール「LDAP Manager」の新バージョン6 をリリースいたしました。

初版 LDAP Manager について

2003年に初版をリリースして以来、年1回のバージョンアップによる機能強化を重ねてきた「LDAP Manager」は、2012年11月までに累計出荷本数が約 360本(うち大学が 150本)となり、統合ID管理製品の国内出荷本数シェアにおいて 6年連続第1位という高いご評価をいただいております。

※ミック経済研究所「個人認証・アクセス管理型セキュリティソリューション市場の現状と将来展望 2012」2012年10月発刊によると、統合ID管理パッケージ出荷本数において LDAP Manager は 2007年から 2012年にかけて 6年連続で第1位となっています。

LDAP Manager 6 の特長

『LDAP Manager』は、クラウド連携として従来より Google Mail への連携機能を提供してまいりましたが、今回新たにサイボウズ社の企業クラウド基盤「cybozu.com」と、マイクロソフト社の新世代クラウドサービス「Microsoft Office 365」へのアカウント連携機能を追加しました。

サイボウズ社の「cybozu.com」では、「Garoon on cybozu.com」や「Office on cybozu.com」「kintone on cybozu.com」などの複数のサービスが、cybozu.com という共有基盤の上に提供されています。新プラグインはこの共有基盤に対してアカウント連携を行うため、cybozu.com 上のすべてのサービスを統合ID管理システムの管理対象にすることが可能になります。

また Microsoft Office 365 のアカウント管理機能では、ユーザ個別のライセンス形態を専用の Web画面から 1人ずつ設定しなければならないため、たとえば学生に Office 365 の利用を計画した大学では、限られた期間内での新入生登録作業において非常に手間と時間がかかってしまう懸念がありました。今回開発した「LDAP Manager 6」の Office 365 連携システムを利用することで、オンプレミス側に Active Directory サーバを設置することなく、大量のユーザを一括処理することが実現できます。

この他にも、管理者用ツールの完全サーブレット化による操作性と視認性の向上、管理画面と利用可能ユーザの設定簡易化、マッピングの On/Off 設定など、『LDAP Manager 6』は統合ID管理システム構築と運用においてさらなる進化を遂げました。

※別途、サイオステクノロジー様のシステムインテグレーションが必要です。

LDAP Manager 6 で追加された主な機能
  1. cybozu.com、Office 365 連携を追加
    従来の Google Mail 連携に加えて、cybozu.com と Office 365 連携機能が追加され、クラウドサービスとの親和性がさらに高まりました。
  2. 管理者メンテナンスが完全サーブレット化
    ユーザメンテ、パスワードメンテ、グループメンテのすべてが完全サーブレット化。操作性と情報の視認性の向上に加えて、動作に必要なネットワーク環境もシンプルになりました。
  3. 自動採番ID機能のサポートなど、統合ID管理運用機能の強化
    IDには特別な意味を持たせず登録時に自動的に採番し、ログイン時の ID はユーザとして馴染みのあるメールアドレスを使う、というような運用例も増えてきています。「LDAP Manager® 6」では、これに対応した自動採番機能や、マッピング設定の On/Off など、きめ細かい運用管理が可能になりました。
  4. PostgreSQL 9 対応
    操作ログや管理者ポータル、IDワークフローで使用している PostgreSQL の最新版 9.2 を、全システムにおいてサポートしました。

エクスジェン・ネットワークスでは『LDAP Manager 6』のリリースにより、拡販を強化し、2013年度は 60本の出荷を予定しています。